「病気の大辞典」サイトの主旨
病気には様々な症状があり、それぞれにそれぞれの原因や治療方法があります。
「病気の大辞典」ではそんな無数に存在する病気の症状・原因・治療方法などを、素人でもわかるように掲載しています。
聞いたことのある病気や、一度も聞いたことのない病気まで、ありとあらゆる病気の知識をまとめています。
心筋炎と診断された場合には、入院治療が原則必要となります。
ですが、現在の医療技術ではウイルスを殺したり排除できる薬剤はありません。
その為、合併症を防止する対症治療が中心となります。
合併症による不整脈やショック状態が起きていれば、それらも治療していきます。
症状によっては、心臓にペースメーカーを植え込む場合もあります。
心筋炎の急性期(発症から1週間程度)においては、非ステロイド系消炎剤を使用した場合、心筋の破壊を増悪させる可能性があります。
その為、現在では使用を避けたほうがよいといわれています。
従って、感冒だと勝手に自己診断しないようにしましょう。
むやみに感冒薬を服用することは非常に危険なことになるからです。
心臓は心筋という丈夫な筋肉でできています。
血液循環のため、血液を送ったり受け取ったりする、太い静脈・動脈が出ていて、 心臓の外側は大動脈より枝分かれした冠状動脈が取り巻いているのです。
心臓の重さは、大人で約300グラム。
心臓の表面は、心外膜により二重におおわれています。
しかし、2つの膜には隙間があり心膜液で満たされているのです。
心臓の内側においては、薄い心内膜でおおわれていて、内部はそれぞれ2つの心室・心房からなる、4部屋に分かれています。
配置は、右上が右心房、下に右心室。左上に左心房、下に左心室となっています。 左右は、中隔(ちゅうかく)で仕切りされていて、上下は弁膜で仕切られています。