心筋炎の原因

心筋炎の原因

「病気の大辞典」サイトの主旨

病気には様々な症状があり、それぞれにそれぞれの原因や治療方法があります。
「病気の大辞典」ではそんな無数に存在する病気の症状・原因・治療方法などを、素人でもわかるように掲載しています。
聞いたことのある病気や、一度も聞いたことのない病気まで、ありとあらゆる病気の知識をまとめています。

「病気の大辞典」TOP 》》 心筋炎の原因

心筋炎の原因

心筋(心臓の筋肉)に主にウイルスが感染して炎症がおこり、
心筋自体の破壊が生じます。
それにより結果として心臓の収縮機能を低下させる疾患です。

原因となるウイルスの中でもっとも頻度が高いのはコクサッキーB群です。
その他では、コクサッキーA群、エコー、インフルエンザA・B、C型肝炎(HCV)、HIV、EB、アデノなどのウイルスがあります。

ウイルス以外による心筋炎では、放射菌やアスペルギルスなどの真菌(カビ)の感染、ジフテリア菌やリケッチアなどの感染、トリパノゾーマ、トキソプラズマ、旋毛虫(せんもうちゆう)などの寄生虫病によるものも原因としてあります。

その他では、薬物、放射線、熱、代謝障害、膠原病(こうげんびょう)、サルコイドーシスなども原因となります。

多い原因としては、臨床的にはウイルス感染、その次に薬物とされます。

心臓の基礎知識

心臓は心筋という丈夫な筋肉でできています。


血液循環のため、血液を送ったり受け取ったりする、太い静脈・動脈が出ていて、 心臓の外側は大動脈より枝分かれした冠状動脈が取り巻いているのです。

心臓の重さは、大人で約300グラム。

心臓の表面は、心外膜により二重におおわれています。

しかし、2つの膜には隙間があり心膜液で満たされているのです。

心臓の内側においては、薄い心内膜でおおわれていて、内部はそれぞれ2つの心室・心房からなる、4部屋に分かれています。

配置は、右上が右心房、下に右心室。左上に左心房、下に左心室となっています。 左右は、中隔(ちゅうかく)で仕切りされていて、上下は弁膜で仕切られています。

呼吸器の基礎知識

循環器の基礎知識

心臓の基礎知識

食道の構造と働き

胃の構造と働き