胃下垂の原因

胃下垂の原因

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胃下垂の原因

胃下垂とは、胃が正常な位置下まで垂れ下がっている状態のことを言います。

胃下垂は様々な要因で起こりますが、「胃を支える筋肉や脂肪の少ないやせ型で長身の人」がなりやすいと言われています。

その状態で、暴飲暴食、 不安、過労などによるストレスが引き金となり、胃での消化が悪くなって胃に食物が溜まりすぎてしまったために引き起こされることが多いです。

そのほかには、腹部の手術や出産などを繰り返した場合にも起こります。
俗に、「胃下垂は食べても太らない・痩せてる人に多い」というのも当然であり、内臓を支えている脂肪が少なくなると胃を支えられなくなるためにおこります。

胃の構造と働きとは?

胃は消化管を成す管状の器官であり、入口と出口が狭く、途中がふくらんで袋状の構造になっています。

食道につながる入口付近を噴門部、十二指腸につながる出口付近を幽門部、それ以外の部位を胃体部と言います。


全体が左側に弧状に湾曲しており、噴門から幽門までが大きくふくらんでいる左側を大彎(だいわん)、 ふくらみが小さく逆に反った形になっている右側を小彎(しょうわん)と呼びます。

なお、胃底部と呼ばれているのは、胃の上部で噴門に近い部分のことで、 この名は、胃の外科手術を行うときに胃よりも下の部位から開腹するため、そこから見ると胃の中では一番奥に位置することからです。

中身がない状態では、内側の壁はひだを作り縮んでいる(容積は約50ミリリットル)が、 食後に食べ物でふくらんだ状態のときでは、腹部前面に張り出したのが感じられるぐらいに膨らみます (いわゆる「満腹」の状態では、容積は1.5から1.8リットル)。

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