肺血栓塞栓症(はいけっせんそくせんしょう)の原因

肺血栓塞栓症(はいけっせんそくせんしょう)の原因

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肺血栓塞栓症(はいけっせんそくせんしょう)の原因

塞栓物質が、肺動脈に詰まり血行障害がおこります。
そして血液が肺に送られにくくなったり、全く送られなくなった状態を塞栓症(そくせんしょう)といいます。

塞栓する物質が血栓の場合、それを肺血栓(はいけっせん)といいます。
腫瘍細胞、空気、脂肪組織などが、血栓以外で詰まることもあります。

肺梗塞症は、完全に肺への血流が停止してしまい、肺の組織が壊死(えし)した状態です。
これは、手術後や悪性腫瘍の方などにみられます。

最も多い原因は、下肢(かし)の静脈内でできた血栓です。
近年よく言われている、いわゆる「エコノミークラス症候群」もこのひとつなのです。

呼吸器の基礎知識

呼吸を行う為に必要な臓器、酸素を取り込み二酸化炭素を排出する器官です。


呼吸器は外気と直接つながりがあり、鼻から肺までの器官。 大きく3つに分けわれ、気道・肺・胸郭(きょうかく)から構成されています。


気道は、鼻から、口、咽頭(いんとう)、喉頭(こうとう)、のどまでの上気道と、 のどから下へ向かう気管が肺の中で枝分かれし終末細気管支(しゅうまつさいきかんし)になるまでの下気道の2つに分かれます。


肺は、左右1つずつ。右側は、上葉・中葉・下葉に分かれ、左側は、上葉・下葉の2つのみになります。 肺の中は、空気の通り道となっている管状構造をした気道(気管支)と、 酸素の取り込みや二酸化炭素の排出をおこなう肺胞、さらに多くの血管で占められています。

左右の肺は、心臓と2本ずつの血管でそれぞれ結ばれており、それらは右肺動脈と右肺静脈・左肺動脈と左肺静脈といいます。


胸郭は、肺を保護、及び、収納する為の骨格。脊柱・肋骨・胸骨・肋間筋・胸膜などから構成されています。

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