大血管転位症の原因

大血管転位症の原因

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大血管転位症の原因

大血管転位症は、高度のチアノーゼで発症する新生児期の代表的な病気です。

ここ近年では、外科治療成績が著しく進歩した為、早期診断、早期治療が極めて重要となっています。

原因は不明ですが、ファロー四徴症とは異なる為、染色体異常を合併することはまれです。

心室と心房は正常につながります。
しかし、正常とは逆の大動脈が右心室から、肺動脈が左心室から始まるというパターンになります。

治療を何も行わない場合、生まれてから1カ月以内に50%が死亡、6カ月までには85%が死亡するといわれています。

現在においては適切な治療をすれば約80%以上が長期生存します。

心臓の基礎知識

心臓は心筋という丈夫な筋肉でできています。


血液循環のため、血液を送ったり受け取ったりする、太い静脈・動脈が出ていて、 心臓の外側は大動脈より枝分かれした冠状動脈が取り巻いているのです。

心臓の重さは、大人で約300グラム。

心臓の表面は、心外膜により二重におおわれています。

しかし、2つの膜には隙間があり心膜液で満たされているのです。

心臓の内側においては、薄い心内膜でおおわれていて、内部はそれぞれ2つの心室・心房からなる、4部屋に分かれています。

配置は、右上が右心房、下に右心室。左上に左心房、下に左心室となっています。 左右は、中隔(ちゅうかく)で仕切りされていて、上下は弁膜で仕切られています。

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