動脈管開存症(どうみゃくかんかいぞんしょう)の原因

動脈管開存症(どうみゃくかんかいぞんしょう)の原因

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動脈管開存症(どうみゃくかんかいぞんしょう)の原因

動脈管というのは、肺動脈と大動脈の間を結ぶ血管のことです。
胎児が母親のお腹のなかにいるとき、母親からへその緒を通して赤い血をもらいます。

そして、自分で肺呼吸をする必要がないため、右心室から肺動脈へ送られた血液が、胎児の肺には流れずに素通りする短絡路となります。

この管は、赤ちゃんが産まれて通常は15時間以内に血流がなくなり、
2,3週間以内には完全に閉じてしまいます。

しかし、それが閉じないで残っているのが動脈管開存症です。

この病気は、未熟児で生まれたり、難産だったり、周産期に低酸素状態に曝されたり、といったことがある場合に起こりやすいといわれています。

これは先天性心疾患の約10%を占めています。
動脈管開存症のみの異常の場合もあれば、他の先天性心疾患を合併している場合もあります。

心臓の基礎知識

心臓は心筋という丈夫な筋肉でできています。


血液循環のため、血液を送ったり受け取ったりする、太い静脈・動脈が出ていて、 心臓の外側は大動脈より枝分かれした冠状動脈が取り巻いているのです。

心臓の重さは、大人で約300グラム。

心臓の表面は、心外膜により二重におおわれています。

しかし、2つの膜には隙間があり心膜液で満たされているのです。

心臓の内側においては、薄い心内膜でおおわれていて、内部はそれぞれ2つの心室・心房からなる、4部屋に分かれています。

配置は、右上が右心房、下に右心室。左上に左心房、下に左心室となっています。 左右は、中隔(ちゅうかく)で仕切りされていて、上下は弁膜で仕切られています。

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