胃の炎症性ポリープの原因

胃の炎症性ポリープの原因

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胃の炎症性ポリープの原因

胃の炎症性ポリープとは、その名のとおり炎症が原因でできたポリープです。

胃の粘膜の欠損で、粘膜が過剰生産され、さまざまな形状の瘤状のものができることをいいます。

ポリープは胃がんになる前の状態と考えられていましたが、最近ではポリープの細胞組織に問題がなければ(良性)、がんになる心配がないことがわかっています。

高齢者に多いことから細胞の遺伝子の変異と考えられていますが、まだよくわかっていません。

最近では、ピロリ菌が関わっているのではないかと疑われています。

慢性胃炎等が、胃粘膜欠損の原因となる場合もあります。

胃の構造と働きとは?

胃は消化管を成す管状の器官であり、入口と出口が狭く、途中がふくらんで袋状の構造になっています。

食道につながる入口付近を噴門部、十二指腸につながる出口付近を幽門部、それ以外の部位を胃体部と言います。


全体が左側に弧状に湾曲しており、噴門から幽門までが大きくふくらんでいる左側を大彎(だいわん)、 ふくらみが小さく逆に反った形になっている右側を小彎(しょうわん)と呼びます。

なお、胃底部と呼ばれているのは、胃の上部で噴門に近い部分のことで、 この名は、胃の外科手術を行うときに胃よりも下の部位から開腹するため、そこから見ると胃の中では一番奥に位置することからです。

中身がない状態では、内側の壁はひだを作り縮んでいる(容積は約50ミリリットル)が、 食後に食べ物でふくらんだ状態のときでは、腹部前面に張り出したのが感じられるぐらいに膨らみます (いわゆる「満腹」の状態では、容積は1.5から1.8リットル)。

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