食道アカラシアの原因

食道アカラシアの原因

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食道アカラシアの原因

下部食道括約筋というのは、一定の圧力で胃から胃酸を含む内容物が食道に逆流しないようになっています。

また、飲み込むときには、唾液を含む食物を食道から胃へ進ませるために一時的に弛緩します。

下部食道括約筋のこの運動は、脳からの信号によって、コントロールされています。

この信号に何らかの障害がおきているものと考えられています。
日本国内において名称の統一が行われていますが、原因等については解明されていない点が多いようです。

動物実験によって迷信神経に障害を生じると発症することが分かっていますが、人間においての原因と迷信神経の損傷の程度や、アカラシアの症状との因果関係までは明らかになっていません。

食道の構造と働きとは?

人の食道は、成人で25〜30cmの長さがあります。


頸部(第6頸椎)で喉頭の後ろ側で始まり、胸部では気管支、 大動脈弓などの後ろを通り、横隔膜(食道裂孔)を突き抜けて腹部に至ります。

横隔膜の下(第11胸椎)で胃の噴門と繋がっており、食道には3箇所の生理的狭窄部があります。

咽頭との接合部、気管支の後ろを通る部位、そして横隔膜を抜ける部位で、食物がよくつまるのはこれらの箇所です。

食道の壁は、内腔側から粘膜、外膜、筋層と分けることができ、粘膜は、 口で咀嚼されたとはいえ、形をまだ保ったままの食物が通過することで傷つかないように、 力学的に強い重層扁平上皮で構成されているのです。


粘膜のすぐ下層にある多数の食道腺が粘膜の表面に粘液を分泌することで、食物の通りをよくする働きがあります。

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