アダムス・ストークス症候群の原因

アダムス・ストークス症候群の原因

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アダムス・ストークス症候群の原因

極端な徐脈、心停止、頻脈が急に発生したために、心臓から脳への血液供給が大きく低下もしくは停止してしまい、脳の酸素低下を来した場合をいいます。

これは、洞不全(どうふぜん)症候群・房室(ぼうしつ)ブロックによる心臓の停止、あるいは心室頻拍(しんしつひんぱく)・心室細動(しんしつさいどう)のような極めて心拍数の速い心室性頻脈に分けられます。

この原因にあたるものとして、房室ブロックが50〜60%、洞不全症候群が30〜40%とされます。

残りは、心室頻拍・心室細動などです。
心房粗動(しんぼうそどう)や心房細動(しんぼうさいどう)でも、まれにですが、心房から心室の伝導が過剰に亢進すると高度頻脈となり、脳の虚血に陥ります。

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心臓は心筋という丈夫な筋肉でできています。


血液循環のため、血液を送ったり受け取ったりする、太い静脈・動脈が出ていて、 心臓の外側は大動脈より枝分かれした冠状動脈が取り巻いているのです。

心臓の重さは、大人で約300グラム。

心臓の表面は、心外膜により二重におおわれています。

しかし、2つの膜には隙間があり心膜液で満たされているのです。

心臓の内側においては、薄い心内膜でおおわれていて、内部はそれぞれ2つの心室・心房からなる、4部屋に分かれています。

配置は、右上が右心房、下に右心室。左上に左心房、下に左心室となっています。 左右は、中隔(ちゅうかく)で仕切りされていて、上下は弁膜で仕切られています。

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