慢性収縮性心膜炎の原因

慢性収縮性心膜炎の原因

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慢性収縮性心膜炎の原因

慢性収縮性心膜炎は、心膜炎の進行に伴い、心臓が拡張困難になる疾患です。

心臓とは、厚さ数mm程度の支持組織からなる心膜に包まれています。
心膜は2枚あり、壁側心膜と臓側心膜からなっています。

その間の心膜腔内には、心膜液がふつう10〜20cc程度存在しています。
心膜の機能としては、摩擦の緩和や炎症を防御する膜機能、心臓の大きさやしなやかさを調節する機械的機能、心臓の位置を保つ靭帯機能などがあるのです。

この病気は、心膜炎の進行によって、心臓全体が厚く硬くなり、壁側心膜と臓側心膜が癒着して、心臓の拡張困難を引き起こすのが原因となっています。

また、急性心膜炎、心臓手術、結核、心筋梗塞、膠原病、腎不全、悪性腫瘍の転移なども原因となります。

心臓の基礎知識

心臓は心筋という丈夫な筋肉でできています。


血液循環のため、血液を送ったり受け取ったりする、太い静脈・動脈が出ていて、 心臓の外側は大動脈より枝分かれした冠状動脈が取り巻いているのです。

心臓の重さは、大人で約300グラム。

心臓の表面は、心外膜により二重におおわれています。

しかし、2つの膜には隙間があり心膜液で満たされているのです。

心臓の内側においては、薄い心内膜でおおわれていて、内部はそれぞれ2つの心室・心房からなる、4部屋に分かれています。

配置は、右上が右心房、下に右心室。左上に左心房、下に左心室となっています。 左右は、中隔(ちゅうかく)で仕切りされていて、上下は弁膜で仕切られています。

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