僧帽弁狭窄症(そうぼうべんきょうさくしょう)とは?

僧帽弁狭窄症(そうぼうべんきょうさくしょう)とは?

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僧帽弁狭窄症(そうぼうべんきょうさくしょう)とは?

この病気は、僧帽弁が狭窄し十分に開かれなくなるために、左心房から左心室に血液が流れ込みにくくなってしまうもの。

ほとんどがリウマチ熱の後遺症として起こり、リウマチ熱に罹患後、少なくとも2年以上かけて発症してきます。

弁口の狭窄が進行していくと、息切れ、呼吸困難などの心不全症状が現れやすくなります。
そしてさらに狭窄が進行し重症になると、肺のうっ血が起こってきます。
うっ血が生じると、夜中に突然苦しくなったり、喀血(かっけつ)したり、あお向けになると苦しくて上体を起こしてしまうようになったり、心臓喘息を起こしたりします。


治療において薬物療法では、心不全症状があれば利尿薬やジギタリス製剤を一般的には使用します。
薬物治療を行っても心不全症状が改善されない場合、または塞栓症の病歴がある場合、弁口面積が小さい場合などには、外科手術として交連切開術または弁置換術、カテーテルを用いた交連切開術を行います。
開胸手術に比べればカテーテル法は簡便ですが、すべての人に行えるわけではありません。

そして再発の問題もあります。

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心臓は心筋という丈夫な筋肉でできています。


血液循環のため、血液を送ったり受け取ったりする、太い静脈・動脈が出ていて、 心臓の外側は大動脈より枝分かれした冠状動脈が取り巻いているのです。

心臓の重さは、大人で約300グラム。

心臓の表面は、心外膜により二重におおわれています。

しかし、2つの膜には隙間があり心膜液で満たされているのです。

心臓の内側においては、薄い心内膜でおおわれていて、内部はそれぞれ2つの心室・心房からなる、4部屋に分かれています。

配置は、右上が右心房、下に右心室。左上に左心房、下に左心室となっています。 左右は、中隔(ちゅうかく)で仕切りされていて、上下は弁膜で仕切られています。

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