縦隔腫瘍(じゅうかくしゅよう)の症状

縦隔腫瘍(じゅうかくしゅよう)の症状

「病気の大辞典」サイトの主旨

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縦隔腫瘍(じゅうかくしゅよう)の症状

良性腫瘍と診断される方は、約半数が無症状です。
その為、健康診断による胸部X線検査で偶然発見される場合が多いのです。

しかし、悪性の場合は周囲臓器を圧迫し、種々の症状がみられます。

腫瘍があると、気道への圧迫や浸潤(しんじゅん)を起こします。

そして、咳、血痰(けったん)、呼吸困難、動悸、胸痛、胸部圧迫などの症状が現れます。
また、食道への圧迫や浸潤により嚥下(えんげ)障害、反回神経麻痺(はんかいしんけいまひ)から起こるかすれ声、胸壁や神経への浸潤により胸痛や神経痛、交感神経麻痺によるホルネル症候群、上大静脈への圧迫や浸潤により上大静脈(じょうだいじょうみゃく)症候群などの症状を来すこともあります。

呼吸器の基礎知識

呼吸を行う為に必要な臓器、酸素を取り込み二酸化炭素を排出する器官です。


呼吸器は外気と直接つながりがあり、鼻から肺までの器官。 大きく3つに分けわれ、気道・肺・胸郭(きょうかく)から構成されています。


気道は、鼻から、口、咽頭(いんとう)、喉頭(こうとう)、のどまでの上気道と、 のどから下へ向かう気管が肺の中で枝分かれし終末細気管支(しゅうまつさいきかんし)になるまでの下気道の2つに分かれます。


肺は、左右1つずつ。右側は、上葉・中葉・下葉に分かれ、左側は、上葉・下葉の2つのみになります。 肺の中は、空気の通り道となっている管状構造をした気道(気管支)と、 酸素の取り込みや二酸化炭素の排出をおこなう肺胞、さらに多くの血管で占められています。

左右の肺は、心臓と2本ずつの血管でそれぞれ結ばれており、それらは右肺動脈と右肺静脈・左肺動脈と左肺静脈といいます。


胸郭は、肺を保護、及び、収納する為の骨格。脊柱・肋骨・胸骨・肋間筋・胸膜などから構成されています。

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