気管支拡張症の種類

気管支拡張症の種類

「病気の大辞典」サイトの主旨

病気には様々な症状があり、それぞれにそれぞれの原因や治療方法があります。
「病気の大辞典」ではそんな無数に存在する病気の症状・原因・治療方法などを、素人でもわかるように掲載しています。
聞いたことのある病気や、一度も聞いたことのない病気まで、ありとあらゆる病気の知識をまとめています。

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気管支拡張症の種類

「先天性気管支拡張症」
先天性な異常が気管支内壁の組織にある為に発症した気管支拡張症で、慢性的にじわじわと拡張しやすいもの。
肺の末梢(まっしょう)が発達できずに気管支が発達してしまい、嚢状(ふくろじょう)の拡張を来すまれな病態である。

「特発性気管支拡張症」
気管支拡張症を起こした原因が直接的にわからないもの。
中でも多いものは、乳幼児の肺炎、麻疹(はしか)、百日咳(ひゃくにちぜき)、などにかかった後に起こるものや生まれつきのもの・生後に発症したものとがあります。
単に、気管支拡張症といった場合、この特発性を指しています。

「続発性気管支拡張症」
成人に多くおこります。
肺結核(はいけっかく)、肺炎、肺がんなどの病気や、肺結核で胸郭成形術(きょうかくせいけいじゅつ)を行った後に起こるもの。

呼吸器の基礎知識

呼吸を行う為に必要な臓器、酸素を取り込み二酸化炭素を排出する器官です。


呼吸器は外気と直接つながりがあり、鼻から肺までの器官。 大きく3つに分けわれ、気道・肺・胸郭(きょうかく)から構成されています。


気道は、鼻から、口、咽頭(いんとう)、喉頭(こうとう)、のどまでの上気道と、 のどから下へ向かう気管が肺の中で枝分かれし終末細気管支(しゅうまつさいきかんし)になるまでの下気道の2つに分かれます。


肺は、左右1つずつ。右側は、上葉・中葉・下葉に分かれ、左側は、上葉・下葉の2つのみになります。 肺の中は、空気の通り道となっている管状構造をした気道(気管支)と、 酸素の取り込みや二酸化炭素の排出をおこなう肺胞、さらに多くの血管で占められています。

左右の肺は、心臓と2本ずつの血管でそれぞれ結ばれており、それらは右肺動脈と右肺静脈・左肺動脈と左肺静脈といいます。


胸郭は、肺を保護、及び、収納する為の骨格。脊柱・肋骨・胸骨・肋間筋・胸膜などから構成されています。

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食道の構造と働き

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