縦隔炎(じゅうかくえん)の治療

縦隔炎(じゅうかくえん)の治療

「病気の大辞典」サイトの主旨

病気には様々な症状があり、それぞれにそれぞれの原因や治療方法があります。
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縦隔炎(じゅうかくえん)の治療

胃カメラ・気管支鏡などの内視鏡検査に引き続いて胸骨後方の激痛などが出た場合や、食道癌の既往のある方が同様の症状を訴えた場合、胸部X線を撮影し検査します。

胸部X線像では、縦隔気腫(じゅうかくきしゅ)や縦隔陰影の拡大がみられます。
血液検査においては、白血球数の増加やCRPが高値を示します。

急性の場合には、強力な抗菌薬(ペニシリン、セフェム系、カルバペネムなど)を投与します。
小さな孔であれば保存的治療でも治癒しますが、大きなものでは外科的処置として膿を除去する手術を実施します。
孔がふさがるまでは、絶飲絶食としますので、点滴で栄養を補給することになります。

食道癌が原因の場合、予後は極めて不良ですが、ほかの原因の場合ではおおむね治ります。

慢性の場合は、感染症の治療を行います。

呼吸器の基礎知識

呼吸を行う為に必要な臓器、酸素を取り込み二酸化炭素を排出する器官です。


呼吸器は外気と直接つながりがあり、鼻から肺までの器官。 大きく3つに分けわれ、気道・肺・胸郭(きょうかく)から構成されています。


気道は、鼻から、口、咽頭(いんとう)、喉頭(こうとう)、のどまでの上気道と、 のどから下へ向かう気管が肺の中で枝分かれし終末細気管支(しゅうまつさいきかんし)になるまでの下気道の2つに分かれます。


肺は、左右1つずつ。右側は、上葉・中葉・下葉に分かれ、左側は、上葉・下葉の2つのみになります。 肺の中は、空気の通り道となっている管状構造をした気道(気管支)と、 酸素の取り込みや二酸化炭素の排出をおこなう肺胞、さらに多くの血管で占められています。

左右の肺は、心臓と2本ずつの血管でそれぞれ結ばれており、それらは右肺動脈と右肺静脈・左肺動脈と左肺静脈といいます。


胸郭は、肺を保護、及び、収納する為の骨格。脊柱・肋骨・胸骨・肋間筋・胸膜などから構成されています。

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食道の構造と働き

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