自然気胸(しぜんききょう)とは?

自然気胸(しぜんききょう)とは?

「病気の大辞典」サイトの主旨

病気には様々な症状があり、それぞれにそれぞれの原因や治療方法があります。
「病気の大辞典」ではそんな無数に存在する病気の症状・原因・治療方法などを、素人でもわかるように掲載しています。
聞いたことのある病気や、一度も聞いたことのない病気まで、ありとあらゆる病気の知識をまとめています。

「病気の大辞典」TOP 》》 気胸とは? 》》 自然気胸(しぜんききょう)とは?

自然気胸(しぜんききょう)とは?

自然気胸とは、突然肺に穴が開き、空気が胸腔内に漏れ肺が圧迫されて縮んでしまう病気です。

激しい胸の痛みに突然襲われ、息苦しさ・咳などの症状を伴います。

同時に両側の肺に起きれば命に関わることもあります。
ですが、そういったケースは少なく、たいていは片側の肺に起きます。
この病気は、若く背の高い、やせ型の男性に多くみられますが、中高齢者で肺疾患をもった人にも発症します。

自然気胸になる人は、もともと肺胞の先に小さくて薄い風船のような弱い袋(ブラ)をもっています。

そして、何かの拍子でこの袋が破裂することによって自然気胸が起きるのです。

なぜブラができ、そしてなぜ破れるのかということは、はっきりとまだわかっていません。

自然気胸と呼ばれているのは、なんの原因もなく自然に起きるからなのです。

呼吸器の基礎知識

呼吸を行う為に必要な臓器、酸素を取り込み二酸化炭素を排出する器官です。


呼吸器は外気と直接つながりがあり、鼻から肺までの器官。 大きく3つに分けわれ、気道・肺・胸郭(きょうかく)から構成されています。


気道は、鼻から、口、咽頭(いんとう)、喉頭(こうとう)、のどまでの上気道と、 のどから下へ向かう気管が肺の中で枝分かれし終末細気管支(しゅうまつさいきかんし)になるまでの下気道の2つに分かれます。


肺は、左右1つずつ。右側は、上葉・中葉・下葉に分かれ、左側は、上葉・下葉の2つのみになります。 肺の中は、空気の通り道となっている管状構造をした気道(気管支)と、 酸素の取り込みや二酸化炭素の排出をおこなう肺胞、さらに多くの血管で占められています。

左右の肺は、心臓と2本ずつの血管でそれぞれ結ばれており、それらは右肺動脈と右肺静脈・左肺動脈と左肺静脈といいます。


胸郭は、肺を保護、及び、収納する為の骨格。脊柱・肋骨・胸骨・肋間筋・胸膜などから構成されています。

呼吸器の基礎知識

循環器の基礎知識

心臓の基礎知識

食道の構造と働き

胃の構造と働き