気胸(ききょう)の治療

気胸(ききょう)の治療

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気胸(ききょう)の治療

気胸の程度が小さい初期段階では、無理な姿勢や運動、無理な呼吸をしないで、安静にするのみで自然治癒を待ちます。
これが基本的な気胸の治癒方法であり、自覚症状が無いまま完治してしまうこともあるのです。

軽度の気胸や止血された血気胸なら、胸部の脇の部分を数mm切開して、胸腔ドレナージ術による吸引を行います。
この目的は、胸腔内を脱気し、肺が膨らみやすくなるようにするためです。
原因病巣の治療については自然治癒を含む他の手段に求めます。

何度も自然気胸を繰り返したり、ドレーン後も改善しない気胸では、手術によって嚢胞の切除が行われます。
現在では胸腔鏡下での手術が一般的ですが、場合によっては開胸する事もあります。

呼吸器の基礎知識

呼吸を行う為に必要な臓器、酸素を取り込み二酸化炭素を排出する器官です。


呼吸器は外気と直接つながりがあり、鼻から肺までの器官。 大きく3つに分けわれ、気道・肺・胸郭(きょうかく)から構成されています。


気道は、鼻から、口、咽頭(いんとう)、喉頭(こうとう)、のどまでの上気道と、 のどから下へ向かう気管が肺の中で枝分かれし終末細気管支(しゅうまつさいきかんし)になるまでの下気道の2つに分かれます。


肺は、左右1つずつ。右側は、上葉・中葉・下葉に分かれ、左側は、上葉・下葉の2つのみになります。 肺の中は、空気の通り道となっている管状構造をした気道(気管支)と、 酸素の取り込みや二酸化炭素の排出をおこなう肺胞、さらに多くの血管で占められています。

左右の肺は、心臓と2本ずつの血管でそれぞれ結ばれており、それらは右肺動脈と右肺静脈・左肺動脈と左肺静脈といいます。


胸郭は、肺を保護、及び、収納する為の骨格。脊柱・肋骨・胸骨・肋間筋・胸膜などから構成されています。

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