肺血栓塞栓症（はいけっせんそくせんしょう）・肺梗塞症（はいこうそくしょう）の治療
「病気の大辞典」サイトの主旨
病気には様々な症状があり、それぞれにそれぞれの原因や治療方法があります。
「病気の大辞典」ではそんな無数に存在する病気の症状・原因・治療方法などを、素人でもわかるように掲載しています。
聞いたことのある病気や、一度も聞いたことのない病気まで、ありとあらゆる病気の知識をまとめています。
肺血栓塞栓症（はいけっせんそくせんしょう）・肺梗塞症（はいこうそくしょう）の治療
突然の胸痛や呼吸困難では、心電図と胸部Ｘ線検査、血液検査等がまず行われます。
そして救急な病気のため、迅速な治療をおこないます。
血液が固まらないようにする抗凝固薬(こうぎょうこやく)のヘパリンなどを点滴静注で使います。
しかし、重症の場合には血栓を溶かす血栓溶解薬を使用して積極的に治療します。
症状によっては、手術やカテーテルで血栓を取り除く方法もあります。
病状が安定してきても、肺血栓塞栓症は、再発が多いため、発症すると命に関わります。
そのため、予防的治療として少なくとも抗凝固薬の内服を３カ月行い、危険因子をもつ人であれば一生涯服用します。
その他に、下大静脈にフィルターを留置し、血栓が肺動脈に流れ込むのを予防する方法もあります。
この病気は、いかに早く診断し、いかに早く血栓を取り除くかが重要なのです。
したがって、突然の胸痛や呼吸困難が起こったら、できるだけ早く循環器内科や呼吸器内科を受診することをおすすめします。
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治療費は安くないので、病気に苦しむだけではなく、金銭面にも苦しまされるかもしれません。
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呼吸器の基礎知識
呼吸を行う為に必要な臓器、酸素を取り込み二酸化炭素を排出する器官です。
呼吸器は外気と直接つながりがあり、鼻から肺までの器官。 大きく３つに分けわれ、気道・肺・胸郭（きょうかく）から構成されています。
気道は、鼻から、口、咽頭（いんとう）、喉頭（こうとう）、のどまでの上気道と、 のどから下へ向かう気管が肺の中で枝分かれし終末細気管支（しゅうまつさいきかんし）になるまでの下気道の２つに分かれます。
肺は、左右１つずつ。右側は、上葉・中葉・下葉に分かれ、左側は、上葉・下葉の２つのみになります。 肺の中は、空気の通り道となっている管状構造をした気道（気管支）と、 酸素の取り込みや二酸化炭素の排出をおこなう肺胞、さらに多くの血管で占められています。
左右の肺は、心臓と２本ずつの血管でそれぞれ結ばれており、それらは右肺動脈と右肺静脈・左肺動脈と左肺静脈といいます。
胸郭は、肺を保護、及び、収納する為の骨格。脊柱・肋骨・胸骨・肋間筋・胸膜などから構成されています。
