「病気の大辞典」サイトの主旨
病気には様々な症状があり、それぞれにそれぞれの原因や治療方法があります。
「病気の大辞典」ではそんな無数に存在する病気の症状・原因・治療方法などを、素人でもわかるように掲載しています。
聞いたことのある病気や、一度も聞いたことのない病気まで、ありとあらゆる病気の知識をまとめています。
低酸素、高炭酸ガスを是正(ぜせい)し、症状を改善するための治療を行います。
病院でだけでなく、自宅でも酸素吸入療法を続けることができ、これを在宅酸素療法といいます。
これは、基本的な治療法です。
以前は、大型の酸素ボンベを設置・配管をするなどして大変でした。
しかし現代においては、酸素濃縮器(空中の酸素を濃縮して吸入するためのもの)や液体酸素供給装置を利用するなどして、家庭でも簡単に酸素吸入をすることが出来るようになりました。
外出時などにおいては、軽い携帯用の酸素ボンベを利用することが出来ます。
自宅で行う場合は、家庭用の電気で動作しますので安心です。
ですが、血液の酸素や炭酸ガスが是正されるだけでは、日常生活が必ずしも楽になるとは限りません。
日常生活動作の中での酸素吸入量の調節、運動療法、呼吸筋訓練、排痰法の指導、栄養指導などの呼吸リハビリなどを病院でうけてもいいでしょう。
呼吸を行う為に必要な臓器、酸素を取り込み二酸化炭素を排出する器官です。
呼吸器は外気と直接つながりがあり、鼻から肺までの器官。 大きく3つに分けわれ、気道・肺・胸郭(きょうかく)から構成されています。
気道は、鼻から、口、咽頭(いんとう)、喉頭(こうとう)、のどまでの上気道と、 のどから下へ向かう気管が肺の中で枝分かれし終末細気管支(しゅうまつさいきかんし)になるまでの下気道の2つに分かれます。
肺は、左右1つずつ。右側は、上葉・中葉・下葉に分かれ、左側は、上葉・下葉の2つのみになります。 肺の中は、空気の通り道となっている管状構造をした気道(気管支)と、 酸素の取り込みや二酸化炭素の排出をおこなう肺胞、さらに多くの血管で占められています。
左右の肺は、心臓と2本ずつの血管でそれぞれ結ばれており、それらは右肺動脈と右肺静脈・左肺動脈と左肺静脈といいます。
胸郭は、肺を保護、及び、収納する為の骨格。脊柱・肋骨・胸骨・肋間筋・胸膜などから構成されています。