肺気腫(はいきしゅ)の症状

肺気腫(はいきしゅ)の症状

「病気の大辞典」サイトの主旨

病気には様々な症状があり、それぞれにそれぞれの原因や治療方法があります。
「病気の大辞典」ではそんな無数に存在する病気の症状・原因・治療方法などを、素人でもわかるように掲載しています。
聞いたことのある病気や、一度も聞いたことのない病気まで、ありとあらゆる病気の知識をまとめています。

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肺気腫(はいきしゅ)の症状

最初はあまり自覚症状がありません。
病状が進行し始めると、息切れ、咳、痰、痩せなどの症状が次第におきてきます。
息切れに関しては、体動時に強くなりますが、季節変動や、日内変動がそれほど著しくないため、休むと改善します。

咳は、肺性心になったり、肺気腫に感染症を伴ったりなど急性増悪の時に多く認められます。
痰は、慢性の気道炎症により過剰になった、気道分泌物によるものですが、やはり、咳が出る時と同様に急性増悪の時に多く認められます。

呼吸器系の病気との合併症が起こらない限り、肺気腫だけでは咳や痰はあまりみられません。

呼吸器の基礎知識

呼吸を行う為に必要な臓器、酸素を取り込み二酸化炭素を排出する器官です。


呼吸器は外気と直接つながりがあり、鼻から肺までの器官。 大きく3つに分けわれ、気道・肺・胸郭(きょうかく)から構成されています。


気道は、鼻から、口、咽頭(いんとう)、喉頭(こうとう)、のどまでの上気道と、 のどから下へ向かう気管が肺の中で枝分かれし終末細気管支(しゅうまつさいきかんし)になるまでの下気道の2つに分かれます。


肺は、左右1つずつ。右側は、上葉・中葉・下葉に分かれ、左側は、上葉・下葉の2つのみになります。 肺の中は、空気の通り道となっている管状構造をした気道(気管支)と、 酸素の取り込みや二酸化炭素の排出をおこなう肺胞、さらに多くの血管で占められています。

左右の肺は、心臓と2本ずつの血管でそれぞれ結ばれており、それらは右肺動脈と右肺静脈・左肺動脈と左肺静脈といいます。


胸郭は、肺を保護、及び、収納する為の骨格。脊柱・肋骨・胸骨・肋間筋・胸膜などから構成されています。

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