ニューモシスチス・カリニ肺炎とは?

ニューモシスチス・カリニ肺炎とは?

「病気の大辞典」サイトの主旨

病気には様々な症状があり、それぞれにそれぞれの原因や治療方法があります。
「病気の大辞典」ではそんな無数に存在する病気の症状・原因・治療方法などを、素人でもわかるように掲載しています。
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ニューモシスチス・カリニ肺炎とは?

免疫抑制剤を使用しているや、慢性関節リウマチなどの人に多くみられる病気です。
エイズ患者の60%以上がかかるとも言われています。

この病原体は健康な人の体内にもいます。
発症の原因となるのは、免疫機能の低下によるもので、健康な人が発病することはありません。
免疫力が正常であればその増殖を阻止できるので、病気を起こすことはないのです。

症状は、発熱・咳・呼吸困難などから始まり、呼吸困難、チアノーゼ(皮膚や粘膜が青くなる)へと至り予後はよくありません。

適切な治療を行わないと確実に死に至ります。


予後とは・・・手術や病気、創傷の回復の見込みを意味する医学用語。
       「予後が良い・良好」とは見通しがよいこと
       「予後が悪い・不良」は見通しが悪いことを表します。

呼吸器の基礎知識

呼吸を行う為に必要な臓器、酸素を取り込み二酸化炭素を排出する器官です。


呼吸器は外気と直接つながりがあり、鼻から肺までの器官。 大きく3つに分けわれ、気道・肺・胸郭(きょうかく)から構成されています。


気道は、鼻から、口、咽頭(いんとう)、喉頭(こうとう)、のどまでの上気道と、 のどから下へ向かう気管が肺の中で枝分かれし終末細気管支(しゅうまつさいきかんし)になるまでの下気道の2つに分かれます。


肺は、左右1つずつ。右側は、上葉・中葉・下葉に分かれ、左側は、上葉・下葉の2つのみになります。 肺の中は、空気の通り道となっている管状構造をした気道(気管支)と、 酸素の取り込みや二酸化炭素の排出をおこなう肺胞、さらに多くの血管で占められています。

左右の肺は、心臓と2本ずつの血管でそれぞれ結ばれており、それらは右肺動脈と右肺静脈・左肺動脈と左肺静脈といいます。


胸郭は、肺を保護、及び、収納する為の骨格。脊柱・肋骨・胸骨・肋間筋・胸膜などから構成されています。

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食道の構造と働き

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