食道狭窄(しょくどうきょうさく)の治療

食道狭窄(しょくどうきょうさく)の治療

「病気の大辞典」サイトの主旨

病気には様々な症状があり、それぞれにそれぞれの原因や治療方法があります。
「病気の大辞典」ではそんな無数に存在する病気の症状・原因・治療方法などを、素人でもわかるように掲載しています。
聞いたことのある病気や、一度も聞いたことのない病気まで、ありとあらゆる病気の知識をまとめています。

「病気の大辞典」TOP 》》 食道狭窄(しょくどうきょうさく)の原因 》》 食道狭窄(しょくどうきょうさく)の治療

食道狭窄(しょくどうきょうさく)の治療

原因となる疾患がある場合、その治療を優先させていきます。

狭窄自体は、拡張器等で広げるか、ひどい場合は手術が必要です。

良性食道狭窄においては、保存的治療を優先します。
内科的治療においては、効果のない抵抗性の狭窄に対しては、手術が選択されます。

食道がんでは、その深達度によって治療方針が大きく変わってきます。
それは、粘膜がんではリンパ節転移の可能性が極めて低いのに対して、粘膜固下層中層よりも深く浸潤したものとでは、40%以上で転移が認められるためです。

万が一、腐食剤を飲んだ場合は、洗浄して中和剤を投与します。

食道の構造と働きとは?

人の食道は、成人で25〜30cmの長さがあります。


頸部(第6頸椎)で喉頭の後ろ側で始まり、胸部では気管支、 大動脈弓などの後ろを通り、横隔膜(食道裂孔)を突き抜けて腹部に至ります。

横隔膜の下(第11胸椎)で胃の噴門と繋がっており、食道には3箇所の生理的狭窄部があります。

咽頭との接合部、気管支の後ろを通る部位、そして横隔膜を抜ける部位で、食物がよくつまるのはこれらの箇所です。

食道の壁は、内腔側から粘膜、外膜、筋層と分けることができ、粘膜は、 口で咀嚼されたとはいえ、形をまだ保ったままの食物が通過することで傷つかないように、 力学的に強い重層扁平上皮で構成されているのです。


粘膜のすぐ下層にある多数の食道腺が粘膜の表面に粘液を分泌することで、食物の通りをよくする働きがあります。

呼吸器の基礎知識

循環器の基礎知識

心臓の基礎知識

食道の構造と働き

胃の構造と働き