「病気の大辞典」サイトの主旨
病気には様々な症状があり、それぞれにそれぞれの原因や治療方法があります。
「病気の大辞典」ではそんな無数に存在する病気の症状・原因・治療方法などを、素人でもわかるように掲載しています。
聞いたことのある病気や、一度も聞いたことのない病気まで、ありとあらゆる病気の知識をまとめています。
手術後1ヶ月〜3年ほどの期間に手術前の疾患と同じ症状があらわれるとともに、空腹時の上腹部痛や胸やけ、吐血、下血、嘔吐などの症状が現れます。
手術をしても胃液の分泌が減らなかった、または胃の切除範囲が適切でなかった事が挙げられます。
だるさや脱力感は、心身的な症状として現れることもあります。
胃の切除という事態を受容して、心身を日常生活に適応させていく努力が欠かせません。
胃の切除手術を受けた以上、胃切除後症候群を回避するのは難しいことです。
何らかの症状は必ず現れるものだと自覚して、1日も早く、自分なりの対処法をみつけるようにしましょう。
胃は消化管を成す管状の器官であり、入口と出口が狭く、途中がふくらんで袋状の構造になっています。
食道につながる入口付近を噴門部、十二指腸につながる出口付近を幽門部、それ以外の部位を胃体部と言います。
全体が左側に弧状に湾曲しており、噴門から幽門までが大きくふくらんでいる左側を大彎(だいわん)、 ふくらみが小さく逆に反った形になっている右側を小彎(しょうわん)と呼びます。
なお、胃底部と呼ばれているのは、胃の上部で噴門に近い部分のことで、 この名は、胃の外科手術を行うときに胃よりも下の部位から開腹するため、そこから見ると胃の中では一番奥に位置することからです。
中身がない状態では、内側の壁はひだを作り縮んでいる(容積は約50ミリリットル)が、 食後に食べ物でふくらんだ状態のときでは、腹部前面に張り出したのが感じられるぐらいに膨らみます (いわゆる「満腹」の状態では、容積は1.5から1.8リットル)。