食道裂孔ヘルニア(しょくどうれっこうヘルニア)の症状

食道裂孔ヘルニア(しょくどうれっこうヘルニア)の症状

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食道裂孔ヘルニア(しょくどうれっこうヘルニア)の症状

食道裂孔ヘルニアがあるだけで自覚症状がなければ、単にヘルニア状態にあるだけで問題にはなりません。


自覚症状や逆流性食道炎を合併して初めて、“ヘルニア症”ともいうべき病態を呈します。

が三大症状で、これは逆流性食道炎の症状とほぼ同じです。

症状をとくに強く自覚するのは、夜間就眠時(とくに明けがた)、かがんで草取りなどしている時、食後しばらくしたとき、 ココア、コーヒー、たばこ、酒、チョコレート、油ものなどを摂取したときなどです。


ひどいヘルニアになると、胃の中身が食道に逆流してしまいます。

食道の構造と働きとは?

人の食道は、成人で25〜30cmの長さがあります。


頸部(第6頸椎)で喉頭の後ろ側で始まり、胸部では気管支、 大動脈弓などの後ろを通り、横隔膜(食道裂孔)を突き抜けて腹部に至ります。

横隔膜の下(第11胸椎)で胃の噴門と繋がっており、食道には3箇所の生理的狭窄部があります。

咽頭との接合部、気管支の後ろを通る部位、そして横隔膜を抜ける部位で、食物がよくつまるのはこれらの箇所です。

食道の壁は、内腔側から粘膜、外膜、筋層と分けることができ、粘膜は、 口で咀嚼されたとはいえ、形をまだ保ったままの食物が通過することで傷つかないように、 力学的に強い重層扁平上皮で構成されているのです。


粘膜のすぐ下層にある多数の食道腺が粘膜の表面に粘液を分泌することで、食物の通りをよくする働きがあります。

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食道の構造と働き

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