大血管転位症の治療

大血管転位症の治療

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大血管転位症の治療

まず心臓超音波、心臓カテーテル検査を行います。
その診断により緊急手術になる場合もしばしばあります。

高度のチアノーゼの場合には、カテーテルの風船治療といって心房中隔裂開術(しんぼうちゅうかくれつかいじゅつ)を行います。

肺動脈狭窄を合併している乳児期には、シャント手術を行い、2〜3歳ではラステリ手術を行います。

またその他の治療では、新生児期、乳児期早期にジャテン手術といい動脈スイッチ手術を行います。

しかし、左心室の圧が低く血圧を支えられない場合には、セニング手術という心房内血流転換術(しんぼうないけつりゅうてんかんじゅつ)を行うことになります。

術後は通常の生活が可能となります。
ですが、長期に経過するとさまざまな続発症が現れるてくるため、約2〜3割の患者さんは再手術が必要となります。

心臓の基礎知識

心臓は心筋という丈夫な筋肉でできています。


血液循環のため、血液を送ったり受け取ったりする、太い静脈・動脈が出ていて、 心臓の外側は大動脈より枝分かれした冠状動脈が取り巻いているのです。

心臓の重さは、大人で約300グラム。

心臓の表面は、心外膜により二重におおわれています。

しかし、2つの膜には隙間があり心膜液で満たされているのです。

心臓の内側においては、薄い心内膜でおおわれていて、内部はそれぞれ2つの心室・心房からなる、4部屋に分かれています。

配置は、右上が右心房、下に右心室。左上に左心房、下に左心室となっています。 左右は、中隔(ちゅうかく)で仕切りされていて、上下は弁膜で仕切られています。

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