解離性大動脈瘤(かいりせいだいどうみゃくりゅう)の原因

解離性大動脈瘤(かいりせいだいどうみゃくりゅう)の原因

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解離性大動脈瘤(かいりせいだいどうみゃくりゅう)の原因

解離性大動脈瘤とは、大動脈が縦に裂けて解離してしまう病気です。

大動脈は内膜、中膜、外膜の三つの膜で覆われています。
その中膜に何らかの原因で亀裂が入って裂けると、血管内の血液が流れ込み始め、その圧力で一気に血管が縦に裂けるのです。

原因として考えられるのは、動脈硬化による中膜の脆弱化が考えられています。

普通、血管外へ血液が流出するのは外膜によって避けられていますが、
外膜をも突き破り、血液が血管外へ流出すれば出血性ショックに陥って即死することになります。

以前、ほとんど死亡していたこの病気も、今では手術療法の進歩や厳重な降圧療法で救命率はかなり上昇しています。
ですが、やはり致死率の高い重篤は疾患であることにはかわりはないのです。

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身体を構成する細胞が生きて活動しているため、人間の身体も活動できるのです。 身体にとって重要なエネルギー源となる養分・酸素の補給を担当するのが血液。


その血液を全身へ送り出す役目のポンプが心臓です。 そして血管は、血液を流すためのパイプの役目となります。

血管には、静脈・動脈・その間にある毛細血管があり、網目のように身体に中に張りめぐらされています。


リンパ管も主な血管の傍を走り、全身に張りめぐらされています。 リンパ管は、細菌の侵入を食い止めるリンパ液を運ぶ役目をしています。


大きな血液の流れとしては、太い動脈から細い動脈、そして毛細血管へとなります。 毛細血管においては、栄養・酸素と二酸化炭素の交換を行い、次は細い静脈から太い静脈へ入って心臓に帰っていくのです。

このように血液が全身をめぐるルートを循環系といいます。

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