腹部大動脈瘤の治療

腹部大動脈瘤の治療

「病気の大辞典」サイトの主旨

病気には様々な症状があり、それぞれにそれぞれの原因や治療方法があります。
「病気の大辞典」ではそんな無数に存在する病気の症状・原因・治療方法などを、素人でもわかるように掲載しています。
聞いたことのある病気や、一度も聞いたことのない病気まで、ありとあらゆる病気の知識をまとめています。

腹部大動脈瘤の治療

腹部大動脈瘤の直径が約5cm未満の場合、破裂することはめったにありません。
これらの動脈瘤に必要な治療は、唯一、降圧薬で血圧を下げることです。

そして、動脈瘤が拡大する速度を測りながら、手術が必要か不必要か判定するため、画像検査を行っていきます。

初めは3〜6ヶ月おきに行います。
ですが、検査の間隔というのは動脈瘤の拡大速度によって変わってきます。

動脈瘤においては、直径が約6cmを超える場合、破裂することが多いのです。

この場合、手術が危険すぎてできない特定の方を除けば、手術が勧められ、動脈瘤を修復するために人工血管を挿入します。

また、腹部大動脈瘤が破裂・もしくは破裂寸前の場合には緊急手術が必要となります。

破裂すると腎臓が損傷してしまい、腎臓への血流が途絶えたり、または失われたりしてショックを起こすためです。
腎不全が手術後に起きた場合、生存率が低くなりますし、腹部大動脈瘤の破裂は治療しなければほぼ死亡に至ります。

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身体を構成する細胞が生きて活動しているため、人間の身体も活動できるのです。 身体にとって重要なエネルギー源となる養分・酸素の補給を担当するのが血液。


その血液を全身へ送り出す役目のポンプが心臓です。 そして血管は、血液を流すためのパイプの役目となります。

血管には、静脈・動脈・その間にある毛細血管があり、網目のように身体に中に張りめぐらされています。


リンパ管も主な血管の傍を走り、全身に張りめぐらされています。 リンパ管は、細菌の侵入を食い止めるリンパ液を運ぶ役目をしています。


大きな血液の流れとしては、太い動脈から細い動脈、そして毛細血管へとなります。 毛細血管においては、栄養・酸素と二酸化炭素の交換を行い、次は細い静脈から太い静脈へ入って心臓に帰っていくのです。

このように血液が全身をめぐるルートを循環系といいます。

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