起立性低血圧症の原因

起立性低血圧症の原因

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起立性低血圧症の原因

この低血圧症は体位変換時に起こります。
とくに臥位(がい)や座位の状態から急に立ち上がった時に血圧が下がり、ふらつき・めまい、易(い)疲労感・動悸・視野のかすみ・眼前暗黒感・時には失神などを伴います。

立位になると全身の循環血液量のうち、腹部や下肢に500〜800mlは移行していきます。

そうなると、心臓にもどる静脈還流量が減少してくるのです。
そのため、心臓から送り出す血液量は減少していき、大動脈や頸動脈洞にある圧受容体の刺激も低下していきます。
これらが正常であれば、立位になっても血圧は維持されるのです。

しかし、血圧コントロールの過程のなかで、何らかの原因で正常に調節反射が働かないと、起立時に血圧は下がったままで臥位の状態にもどらず、起立性低血圧となります。

臥位(がい)・・・寝た状態
圧受容体・・・血圧をコントロールする器官

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身体を構成する細胞が生きて活動しているため、人間の身体も活動できるのです。 身体にとって重要なエネルギー源となる養分・酸素の補給を担当するのが血液。


その血液を全身へ送り出す役目のポンプが心臓です。 そして血管は、血液を流すためのパイプの役目となります。

血管には、静脈・動脈・その間にある毛細血管があり、網目のように身体に中に張りめぐらされています。


リンパ管も主な血管の傍を走り、全身に張りめぐらされています。 リンパ管は、細菌の侵入を食い止めるリンパ液を運ぶ役目をしています。


大きな血液の流れとしては、太い動脈から細い動脈、そして毛細血管へとなります。 毛細血管においては、栄養・酸素と二酸化炭素の交換を行い、次は細い静脈から太い静脈へ入って心臓に帰っていくのです。

このように血液が全身をめぐるルートを循環系といいます。

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